五日目 ―カバンの中身―
「カバンの中、何入ってんの?」
「・・・・え、そりゃあ・・・・・・」
財布と携帯と手帳と、その他諸々。
そう答えたら、ため息とともに呆れたような言葉が返ってきた。
「その、諸々・・・が知りたいの」
あたしはいつも鞄の中身が多いほうだけど、今日は特に大きな鞄を抱えていた。
これには、深い理由があるんだ。
「・・・・帰り間際に教えるよ・・・じゃ、駄目?」
「えぇー!!気になるじゃん今教えようよ!」
「後悔・・・しない?」
相手の返事を待たずに、鞄の中身を取り出した。
「・・・・え、何、なん・・・・・・?で?」
出てきたのは、両手で抱えるほどの大きさの、絵に描いたような真っ茶色のテディベア。
首には赤いリボンを絡ませてある。
「・・・・・・誕生日プレゼント」
そう言って、愛らしいぬいぐるみを相手に押し付けた。
「え・・・、ぁ、忘れてた!今日誕生日か・・・・・・うん、アリガト」
「どーいたしまして。あ、見たいって言ったのあんただからね。家帰るまで自分で持ってね。」
一瞬のうちに相手の瞳が曇るのが分かった。頬は次第に赤く染まる。あたしの頬が緩んでいく。
「恥ずかしい!鞄持ってるんだし、あんたが持ってよ!!」
「こういうの、自業自得って言うんですよ。熊さん、あたしだと思って大事にしてね」
「うわぁ、今すぐカッターで切り裂いて綿全部抜いてやりたい」
走り出す、二つの楽しげな笑い声。
空っぽの鞄にずっと、響いてた。
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これも一時間かからず書き上げたシロモノ。
どうやら僕は性別指定無しが好きみたいです。LikeでもLoveでもみたいな。
うん、文ってむつかしいわ。楽しいけど。
(だからテスト明日だってば彩風さん!)
10/01 微修正。どこだか分かった人、凄いよ!
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